細田守監督最新作「果てしなきスカーレット」2025年11月に公開決定

細田守監督の4年ぶりとなる新作アニメーション映画「果てしなきスカーレット」が2025年11月21日に公開されることが決定しました。ストーリーやビジュアルが公開され、2025年12月からはアメリカでも劇場公開されることから、注目を集めています。

今回はそんな新作映画「果てしなきスカーレット」や細田守監督の経歴についてご紹介します。

細田守監督の経歴

細田 守(ほそだ まもる)1967年生まれの現在57歳。富山県出身で、金沢美術工芸大学を卒業後、アニメーターを経て演出家となりました。1999年に「劇場版デジモンアドベンチャー」で映画監督デビューを果たし、2006年には「時をかける少女」、2009年には「サマーウォーズ」で国内外から大きく注目されました。その後も2012年には「おおかみこどもの雨と雪」、2015年「バケモノの子」、2018年「未来のミライ」、2021年「竜とそばかすの姫」と立て続けにヒット作品を生み出し続けています。

最新作「果てしなきスカーレット」のあらすじ

主人公であるスカーレットは、国王である父を殺されてしまった王女。その復讐に失敗した彼女は、目を覚ますと死者の国にいたのでした。死者の国では、宿敵に復讐を果たし、見果てぬ場所にたどりつかなければ虚無となり存在が消えてしまいます。スカーレットは虚無となることなく、宿敵に復讐を果たすことができるのか。果てしない復讐の先には何が待っているのか…。

作品のビジュアルと背景

公開されたビジュアルには、血に染まった純白のドレスをまとい、剣を手にして鋭い表情でこちらを見るスカーレットが描かれています。その周りには無数の死体が転がり、これまでの細田監督の作品とは異なり、かなりダークな印象を受けます。

初解禁となる本編映像では、全体的に暗いトーンで、ドレスではなく戦闘服をまとい、剣を持って戦う様子や、顔中砂まみれになり、悲しみの表情で天を仰ぐスカーレットの様子が登場。後半では明るい光の中で純白のドレスをまとったシルエットが映し出され、「ここは…?」というスカーレットの声が挿入されています。

細田監督は作品の制作背景として、コロナ禍で日常だと思っていたものが崩れていく様子を体感し、平和の危うさにかなりショックを受けたそうです。平和ではない世の中をどうやって生きていくべきなのか、というみんなの切実な気持ちに対して向き合うことでこの作品を発想したそうです。

細田監督の作品は、日常を切り取ったようなアニメーションでありながらファンタジーな要素が取り入れられ、現実への問題提起を感じる作品ばかりです。しかし、今回の作品はよりダークな雰囲気で、観客の心に強く残る作品になるのではないでしょうか。2025年11月21日公開予定の細田守監督最新作「果てしなきスカーレット」、乞うご期待です。

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